思春期以降に発症する進行性脱毛症で、生え際か頭頂部もしくはその両方から頭髪が薄くなり始めます。原因は遺伝や男性ホルモンの乱れ、生活習慣の乱れやストレスなどですが、最大の原因は男性ホルモンです。

男性ホルモン「テストステロン」が「5αリダクターゼ」と呼ばれる還元酵素の働きによって「ジヒドロテストステロン（DHT）」に変換されることで発症します。この悪玉男性ホルモンであるDHTが、毛母細胞の働きを抑制することで、抜け毛が増えたり、髪の毛が十分に成長しなくなったりするのです。

AGAは投薬治療を始めると発毛効果がみられますが、かなり進行しているような場合では毛根自体が萎縮しているため、発毛までに時間がかかったり、思うように増えなかったりする可能性があります。抜け毛が気になりだしたと感じる早期から治療をはじめれば、発毛を実感できる可能性は高いです。AGAの原因である5αリダクターゼには、Ⅰ型とⅡ型の2種類があります。プロペシアが「5αリダクターゼⅡ型」のみに作用するのに対し、ザガーロ（デュタステリド）は「5αリダクターゼⅠ型・Ⅱ型」両方を阻害するため、効果が高いです。

髪の毛が生えてこない原因として、毛包幹細胞が休眠状態に陥っていることも考えられます。老化で細胞分裂が低下していると発毛も低下していきます。

エクソソームは毛乳頭細胞を活性化させ、炎症を静め、休眠状態からヘアサイクルの成長期へと促します。頭皮にエクソソーム直接注入することで、毛母細胞の増殖、毛根の活性化・再生、髪の成長など発毛効果を促すメソセラピー治療です。

全体的に薄くなるびまん性脱毛症は、ホルモンバランスの乱れが主な原因です。髪の毛が細くなる、抜け毛が増える、分け目が目立つようになる、ボリュームがなくなるなどの症状が現れ、頭部全体の髪の毛が薄くなります。30代後半～60代は女性ホルモンのバランスが乱れやすいため、びまん性脱毛症を発症することが多いです。

FAGAは女性男性型脱毛症と呼ばれる脱毛症で、男性に多いAGAの女性版です。症状の特徴としては、頭頂部や前髪の生え際から薄くなっていきます。加齢・更年期・ストレスなどで女性ホルモンの分泌量が減少し、相対的に男性ホルモンが増えることで発症します。

パントガールは世界で初めて薄毛・抜け毛への効果と安全性が認められた女性用の薄毛治療薬です。栄養素を補うだけのサプリメントとは違い、ドイツで開発され有効性が実証されている医薬品です。 

パントガールは主にパントテン酸カルシウム、ケラチン、シスチン、パラアミノ安息香酸といった栄養素を含み、頭皮環境を整え、脱毛の減少、発毛効果、髪質改善の効果があります。副作用が少なく長期的に服用が可能です。効果を持続し、美髪を保つには6ヶ月～12ヶ月の長期服用を定期的に行なうことが望ましいです。

エクソソームは毛乳頭細胞を活性化させ、炎症を静め、休眠状態からヘアサイクルの成長期へと促します。頭皮にエクソソーム直接注入することで、毛母細胞の増殖、毛根の活性化・再生、髪の成長など発毛効果を促すメソセラピー治療です。

紫外線や外的要因によるダメージを修復・再生し、頭皮環境を整えます。また毛母細胞の活性化で細胞分裂が活発になるとハリ・ツヤのある太い髪がつくられやすくなり、老化や損傷した毛包の修復・再生を行い、発毛促進が期待できます。