一般的にシミと言うと老人性色素斑のことで薄い茶色～濃い褐色で数㎜大で多発する小斑型～数㎝大の大斑型があります。

年齢とともに現れてくるシミで、顔や手の甲、前腕、背中の上部など日光のよく当たる部分にみられます。

治療としては、ピコレーザーやルビーフラクショナルレーザーによるシミの除去とその後のハイドロキノンなどの外用薬や内服薬による色素沈着予防となります。

ADMは、両頬、こめかみ・額、鼻根部などに3〜5mmのやや青みを帯びた灰褐色の斑点状のアザがみられます。

皮膚の深い真皮層にメラノサイトが存在し、何らかの原因でメラニンを作り始めてしまう状態です。

治療としては、ルビーレーザーやピコレーザーによる治療となります。老人性色素斑と異なり、深い真皮内病変であるためアザが薄くなるのに数か月かかります。経過をみながら数回の治療が必要となります。

ルビーフラクショナルレーザーは過度な熱損傷を抑えながら、確実なメラニン破壊と真皮リモデリングが可能なことから肌への負担なく治療継続が可能です。ルビーレーザー通常照射では6か月程以上の間隔での治療でしたが、ルビーフラクショナルレーザー照射では1～2か月での治療の継続が可能となります。